2017年09月28日

膝蓋骨脱臼(パテラ)の手術 @

実は、先月、ショコラは左足の膝の手術をしました。
膝蓋骨脱臼の手術です。パテラとも呼ばれていますね。
症状はグレード2〜3の間でした。

手術に関しては記事にするかどうか少し悩んだのですが、ショコラの成長の記録として、自分のための備忘録として残すことにしました。
同じように悩みを抱える方もおられると思いますので、個体差、環境の違いなどありますが、ご参考になればと思います。

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文章ばかりになるので、途中ショコラの写真を入れておきます。
文章の内容には特に関係のない写真が多いです。あらかじめご了承ください。

以下、ショコラの膝蓋骨脱臼の手術関連の記事になります。
文字数もかなり多くなります。
不快に感じる方やご興味のない方はどうかスルーしてくださいね。

ちなみに、現在、術後1か月を経過しました。
術後の経過も良く、ショコラはとても元気ですのでご安心ください。

これは術後3週間目のショコラです(*^_^*) 術後、ようやくトリミングに行った後の写真なのでふわふわです。

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では、手術に至るまでの経緯を書いて行きたいと思います。

「膝蓋骨脱臼(パテラ)」はトイプードルやチワワなど、小型犬は特に心配される疾患のひとつですよね。

ショコラは、もともとお膝が緩めだと言われてはきたのですが、今年に入って片足を上げて、ケンケンで歩く姿がたまに見られるようになってきたんです。本当にたまにですけど、膝の調子が悪くなったのかな…と少し心配していました。
座り方もちょっと変な感じで…。こんな風に足を伸ばしてることが多かったんです。

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手術をした方がいいのではないか?でも、手術をしても再発する場合があるのに、果たして痛い思いをさせて手術するべきなのか…。
情報をあれこれ調べては不安になり、ずっと悩んでいました。

手術をすべきか悩むのには、もう一つ原因がありました。
実はショコラ、パテラ以外の他の病気の疑いもあったんです。

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今年の2月頃、普段なら仕事から戻った私にまとわりつくはずのショコラが、ブルブル震え、抱っこしようとすると「ギャイン」と泣き叫んだのです。
病院に連れて行くと、熱が40度近くあり、痛み止めで解熱鎮痛をしました。
解熱鎮痛の注射のおかげか、ショコラは次の日にはすっかり元気になり、ケロッとして遊んでいました。

しかし、その後も月に1〜2回ですが、触ろうとするとギャン鳴きしたり、ぐったり元気がないように寝ている姿が目につくように。
酷いときは、痛みからなのか、つらそうにお座りのままで横になれないことも。
そんな時はお医者様にもらっていた非ステロイド系の痛み止めを飲ませて様子を見ていました。

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片足ケンケン、そして1か月に1〜2回見られる辛そうな症状。
いよいよお膝がまずい状態なのかとお医者様に相談したところ、血液検査をしてみることに。
そして検査の結果、確かにパテラのグレードは2〜3ではあるが、痛みはパテラの痛みなではなく「多発性関節炎の疑い」と診断されました。
CRPという検査項目の数値が異常値を示しているというのです。
この数値の異常から、なにかしら免疫系統に異常が起きていると考えられるとのこと。

驚きました。パテラのせいで膝が痛いのだと思っていたのに、まさか違う疾患だなんて。

多発性関節炎」とは、通常、体内の免疫は外部から侵入する異物を攻撃して体が正常な状態に戻るように守ろうとしますが、その免疫が、間違えて関節そのものを異物とみなし普段から常に関節を攻撃するようになる病気のことで、人間のリウマチに似ています。

痛みは全身の関節にでるので、ワンちゃんが痛みで震えたり、熱を出したり、動けない、触られるのを嫌がるなどの行動をとるそうです。

セカンドオピニオンで他の病院にも行ってみましたが、やはり同じ診断。
ちなみに、免疫異常でおこる関節炎にリウマチがありますが、リウマチ検査では陰性。
リウマチではない、他の種類の関節炎が起きているという診断でした。

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「多発性関節炎」の疑い…。
はっきりと診断するには関節液の採取が必要だそうなのですが、麻酔を打たなければならないこと。
そして、たとえその病名が分かったとしても、人間のリウマチと同じで、一生お付き合いするような、すぐには薬で治せない病気であること。
そして、治療にはステロイド薬を投与するしかないこと。

ステロイド薬は強い薬なので、副作用の心配があります。
そして、免疫効果を無効にする役割をするため、通常働くはずの免疫が働かず、結果、感染症など、違う病気になる心配もあります。
そして、ステロイド薬を投与しても、関節炎が完治するかどうかはわからないのです。

先生によってもご意見が異なり、多発性関節炎についてはすぐに調べてステロイドを飲ませた方が良いという先生。
まだ痛みの出方が頻繁ではなく1か月に1〜2回程度。強いステロイド薬を飲ませるよりも、非ステロイド系のお薬で痛み止め出来る間はそれで様子見ていこうという先生。

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悩みながら数か月、痛みが出た時は非ステロイドのお薬を飲ませる生活を続けていました。

ショコラのために、一体どうするのが一番いいのだろう。。。
悩みに悩んで、夏休み、知人に紹介してもらった3カ所目の病院へ行ってみました。

驚きました。
今までの2か所の病院での検査による診断を覆し、「多発性関節炎」「リウマチ」の要素はまっったくないと言うのです。

痛みの原因はずばり「膝蓋骨脱臼(パテラ)」。

膝の骨が外れやすい症状のせいで、骨同士がゴリゴリとあたり、そこに炎症が起きてくると関節炎を起こして痛がるのだと。
お皿がずれて炎症を起こし関節炎を起こすせいで、他の先生方が指摘していた血液検査項目のCRPの数値に異常値を示すことがあったのだろうと。
この数値はちょっとした熱でも高くなる場合があるので、必ずしも免疫異常が起きてるとは考えにくいのだそうです。
手術をしてきちんと膝を直せば、痛みの原因はなくなるというのです。

先生の丁寧な説明と、骨の模型を使った解説、検査結果からわかることを分析しただき、パパと私はとても納得しました。
とても信頼のできる先生だと感じることができました。
そして、パテラの手術をすれば、今現在ショコラが悩まされている痛みから解放され、すべてが良い方向へ進むはずだと、その言葉を信じたいと思いました。

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それで、とても急ではありましたが、パパと子供の夏休みが終わる前に手術することにしました。
家族が身動きのとりやすい夏休みの方が、ショコラを皆でケアできると思いました。

急な手術で気の毒でしたが、手術前、しばらくシャンプーできなくなるのでおうちシャンプーですっきりせさてあげました。
本当は、手術をするなら、エリザベスカラーはピッタリサイズの布製の物をオーダーして作ってあげようと思ってましたが、準備期間が少なすぎて間に合わず。
一番早く届くショップを探し、Amazonで取り寄せました。

こんな感じで手術日となりました。
長くなりましたので、続きは次回へ…。

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posted by ショコラ at 01:22 | 東京 ☁ | 膝蓋骨脱臼(パテラ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする